Produce by 草野球生活
Copyright (C) kusa89.net 2007 All rights reserved.
バットの素材

自分が使用したことのある木製バットの素材の特徴をまとめてみた。

気乾比重とは木の細胞内の空気の割合のことです。比重値が高いということは目が詰まっていて、隙間がないということなので強度的には優れた材といえますが反面、伸縮率も高く、狂いやすいという性質も持っていますが、数値が高いからバットの素材として優れている物というわけでは無いようです。

硬ければ折れやすく柔らかければ良くしなる?本当に木製バットの素材って難しいと思います。


アオダモ
[その他の名称] コバノトネリコ、アオタゴ
学名 : Fraxinus lanuginosa f. serrata

気乾比重 : 0.7

モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹で北海道、本州、四国、九州に自生する。辺材の境界が区別できないものが多く、色調は全体に黄白色。木質はやや重硬で強靭、ねばりがある。

打感は良く粘る。 個人的には一番好きな素材で軟式での使用時に木目の剥がれも少なく良く長持ちする素材だという印象がある。
 

ヤチタモ(ash)
[その他の名称] 単にタモとも言う。
学名 : Fraxinus mandshurica var. japonic

気乾比重 : 0.6

モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹。環孔材で北海道に多く、本州北・中部にもごく僅か分布する。辺材は淡い黄白色、心材はくすんだ褐色。やや重硬で年輪は明瞭。

青タモとの違いがわかるか?と聞かれれば正直にNoである。ただアオダモに比べ木目の剥がれがやすく折れやすいと感じた。ただこれは既製品のやすいバットに使われる物で一概にそう決めつけるのは難しい。
 

ホワイトアッシュ(white ash)
[その他の名称] アメリカタモ、アメリカトネリコ

気乾比重 : 0.69

モクセイ科トネリコ属の広葉樹で北米全域に生育し、中東部に多い。辺材は白色、心材は灰褐色から淡褐色や、褐色の条が入った薄黄色までさまざまで、適度に堅く耐久力に富む。加工性も良くバットの素材としてはポピュラーな素材。

タモに比べ乾いた硬い打感、弾きが良く感じる事もあるが木目の剥がれや折れやすさを考えるとどうも好きになれない。ただホワイトアッシュにもタモのようにしなりもある良い物が有るらしい。
 
トネリコ(Japanese ash)

[その他の名称] サトトネリコ、カントウトネリコ、タモノキ
学名:Fraxinus japonica Blume

気乾比重は0.76

モクセイ科トネリコ属の広葉樹で日本の本州中部以北に生育する。辺材は淡い黄白色、心材は黄色を帯びた淡褐色。
材質は重硬で強靭で粘りがあり、曲げに強い。 産出量が少なくバットの素材としては貴重な部類。

硬い打感の割に粘る感じがする。押し込むようにも弾き飛ばすようにも使える印象がある。たまたま自分のフィーリングに合っているだけなのかもしれないが木目も剥がれにくいしとても良い素材だと思うがなかなかお目にかかれない。
 

ハードメイプル(hard maple)

[その他の名称] サトウカエデ 【砂糖楓】、シュガーメープル、ブラックメープル
学名 : A.saccharum ssp

気乾比重 : 0.70

カエデ科の落葉広葉樹でカナダ及びアメリカ北東部に多い、辺材は淡い灰白色で心材は灰色を帯びた黄褐色。
材質は重硬で肌目は緻密。狂いが少ないく、衝撃性にも強く加工はやや難しらしい。

簡単にいってしまえば硬い。その分スイングしたときに重たく感じるのはバットがしなりにくいからだろう。ボールを良くはじくと言えば聞こえは良いが、スイング力が弱いとボールの力に負けてしまうので扱いが難しいと言う印象。
 

ヒッコリー(Hickory)

[その他の名称] ブルームヒッコリー、レッドヒッコリー、スワンプヒッコリー
学名:Carya glabra、Carya tomentosa、Carya lacimosa

気乾比重 : 0.83

クルミ科の広葉樹でアメリカ東部に多い、辺心材の境界は明瞭で、辺材は白色、心材は淡赤褐色を呈する。
重硬な材で、強度にも優れ、特に衝撃吸収力が大きい。硬い材なので加工は難しいらしい。

実は使ったことがない。(笑)とりあえず聞いたことがある素材なので取り上げたが、どうもハードメープルによく似た素材のようだが勉強しないとだめだな・・・・

 

Produce by 草野球生活
Copyright (C) kusa89.net 2007 All rights reserved.