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 ミットの紐交換

使用ミット
メ−カ−:Slugger
型 番 :KSM622


(紐交換前)

(紐交換後)

目的:使用により柔らかくなったミットに適度な堅さに戻すため。
    紐の交換により、視覚的感覚的に気分転換するため。
    自分の手でミットに手を加えることで、ミットに愛着を持つため。

このミットはお店に型だしを依頼したため、ほとんど自分の手を加えず試合での使用が可能であった。
十分満足行くミットに仕上がっていたが、あえて自分で紐を交換することで、さらに愛着を出すために紐を交換した。


ミットの紐交換に使用した道具
@マイナスドライバ−:指の入らない狭い部分の紐を引き出すために使用。
A紐通し針金:購入した変え紐に付属している物、ミットの穴に紐を通す為に使用。
B紐通し専用工具:ミットの穴に紐を通すための専用工具。
Cラジオペンチ:細かい部分の紐を引っ張るために使用。
Dグラブハンマ−:型だしなど形を整えるために使用。

@A
@ミットの紐をはずす前の状態をしっかりと記憶し紐を通すときに迷わないようにする。
 特になれない内はウエブの部分とヒンジの部分の順番を忘れやすいので、注意しておくと良いでしょう。
A私の場合、ノ−トなどにメモを取り、後で迷わないようにしておく。
(近日中に見やすくまとめて紐通しの順番図を公開しようと思う)




−それでは順番に始めましょう!−


−紐をはずす順番−
@
ウエヴ周りの紐
A
ミットの土手紐?(フチの紐)
B
芯を固定する紐
C
ヒンジの紐

@A
@ウエブの紐を工具を使って丁寧にはずしていきます。
Aはずされた紐はメジャ−で長さを測っておくと、新しい紐を通すときに効率よく紐が使えます。

@A
@
順番に紐をはずしていきますが、細かい所などペンチを使うと楽に出来ますが、
 紐が傷つきやすいので、再利用したいときなどは注意が必要です。
A場所によっては紐がミットの中に縛られずに挟み込んである部分があるので、気をつけて紐をはずします。


すべての紐を順番にはずした状態です。
この状態で、どのような構造でミットが出来ているのかよく見ておくとおもしろいです。


捕球面のポケットの部分にはグリスがたっぷりと塗られているのがよく分かります。

いろんな部分をしっかりと観察したら。




−新しい紐を通しましょう。−


*グラブの場合、新しい紐を通すとき、しっかりともみほぐさないととてもグラブが堅く仕上がってしまうのですが、
ミットの場合、それほど影響は無いのかもしれません。
自分の好みで調節すると良いですね。
私は堅くしたいので、黒色の紐を使用し、もみほぐしは行いませんででした。

紐を通す順番は、はずしたときの逆で良いと思います。
グラブの場合、芯材の紐をはずさずに行いますが、ミットの場合ははずした順番の逆の方が通しやすいと
私は感じました。好みの問題だと思います。


まず、ヒンジの部分の紐をっとします。忘れやすい部分なので、メモがあると楽です。
写真を取り忘れてしまいましたが、紐の端はミットの中で縛られています。


芯を固定する紐はテンションをかけず、ゆるめに通しておきます。
しっかりと絞めるのは、フチの紐を通した後です。

@A
@
ウエブの付け根以外のフチ紐を通します、しっかりと中の芯材の位置を確かめながら絞めていきます。
Aフチ紐を締めて、中の芯材の位置が有る程度固定できたら、芯材の紐を締めます。
フチの紐を締めるとき、あまり強く絞めすぎると、ミットの土手が外側に開いたような形になってしまうので、
土手の芯材を止める紐とうまくバランスを取ることが重要です。


フチの紐と、芯の紐を絞めながら、好みの形を確かめて行きます。
このとき、芯を止める紐の絞め具合で、土手の形が変わるので、色々試すと良いでしょう。
芯材のずれがないか確認するのもこの段階です、手を実際に入れて確認しながらすると良いですね。


ウエブ以外の紐を通し終わって、芯をしっかりと固定したらボ−ルを実際に掴んでみて、形を確認します。
これをしっかりやっておかずにすべて組み立てると、あとで少し苦労します、形が気に入らないときは
フチの紐をゆるめて芯材をずらしてやるなど、自分の形を作ります。


私はこの段階で、自分の好みの型を作ってしまうので、グラブハンマ−などでポケットの位置も仕上げておきます。


ウエブ以外の紐が通し終わった状態です、この状態で、キャッチボ−ルは可能ですね。
ウエブがついていない状態なのですごく柔らい状態ですが、ウエヴをつけると若干堅くなります。


ウエブの取り付けにかかります、中側の紐を通し、ウエブの位置を確認しながら紐を通します。
ウエブの付け方で、使い勝手がかなり違ってきますので、丁寧に行った方が良いですね。


最後に先端の紐を通します。
ウエブの隙間など、一番気を使う部分なので、ボ−ルなどを合わせながら慎重に絞めていきます。


すべての紐を通した直後は中の芯が馴染んでおらず、違和感があると思います。
型を作る要領で、ミットをほぐしてやると、すぐに安定してくるので、しっかりと形を整えて完成です。


−使用した紐の長さ−


基の紐の長さ
必要と考えられる紐の長さ
ウエブ2カ所
130+65cm
145+70cm
フチ紐3カ所
50+87+115cm
55+93+120cm
芯止め紐3カ所
50+50+50cm
55+55+55cm
ヒンジ
35cm
40cm
合計
632cm
693cm

(購入した紐1本150cm)

ミットの紐を総替えを行う場合は、変え紐を5組購入すれば十分足りる計算になる。
ウエブのみの交換の場合は、2組で交換できる。

作業時間:写真、メモ込み2時間でした。

*最後にご質問、ご指摘有りましたら捕手の疑問掲示板にお願いします。

 
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